その箱を取り、中を開けてみた 『……わっ』 そこにはキラキラ輝くダイヤモンドの指輪 「佳奈を手離す気はさらさら無いんだ、けど、転職してすぐって言う自信も無い。かっこ悪くてごめん。それでも、佳奈と居たいんだ……ダメかな?」 ダメかな?って…… 拓海さんはどこまで 私を好きにさせるんだろう 『……もう。私にも拓海さんしかいないんです。離れる気はありませんから』 私たちは婚約という形を取った 拓海さんの言葉を信じ 拓海さんのタイミングに任せた