君を想いて

・・・。











とても気まずい











部屋はとてもスッキリとしている










ソファーの前にテーブルが1つ










そのテーブルに向かい合う様に座る二人











とりあえずお茶を飲みきり一息ついた












黒髪の女性


「黒崎芽々と申します
その、急にお呼び立てして申し訳ありま
せん...」













「佐崎祐太です

いえいえ!全然大丈夫ですよ
隣の部屋にお住まいの方だったんですね」












黒崎芽々

「行動時間が基本的に夜なので
あ、お茶のおかわり注いできますね」










そう言って台所へと向かう











1人で待っていると隣の部屋がなんだか
光っている事に気付く











ここでもまた好奇心に負けて少し覗いてしまった。












そこには1台のパソコン












その画面にはなんと女の子の、その、
あれな画像が...











要するにエロゲーである











すると背後から











黒崎芽々

「えっと...見ちゃいました?」












その声につい反射的にビクッとしてしまう












佐崎祐太

「あ~、えっと...ゲーム好きなんですか?
最初お会いした時も並んでましたよね」












黒崎芽々

「はい、お恥ずかしながら

実はゲームとかのシナリオなどを書いて
まして」










色々と話を聞いていくうちに3つの疑問が解消された










1,エロゲーの列に並んだいたのは自分が
シナリオを書いた作品が発売されたから








2 ,4号室の地縛霊は昼夜逆転の生活を
送っていたから








3,すすり泣きではなくゲームの音声











とても納得である











等と1人で考えていると











黒崎芽々

「女なのにこんなゲームのシナリオ書いて
いるって気持ち悪いですよね、」












佐崎祐太

「そんな事ないと思いますよ?

何かオススメのゲームとかってあります
か?少しやってみたいんですけど」












黒崎芽々

「本当ですか!?

じゃあこれとか、これとか、これとか
あとこれとかどうですか!」











なんだか凄く楽しそうだ












黒崎芽々

「あ、今笑いましたね~!」











佐崎祐太

「すみません、なんだかとても楽しそうだ
な~と思って」











その後しばらく話をしてオススメのゲーム
を借りて帰宅した