翌日、朝練しなきゃと思い

音楽室へと向かった

私は階段で足を止めた

トランペットの音色が聞こえる。

もしかして…洋平君?

ドアを開けるとやっぱり洋平君が練習していた。

「珍しいね…洋平君が朝練なんて」

「はい…朝比奈さんが部長になったんですよね?」

「うん… ごめんね、うちさ引っ張っていけないと思うけどよろしくね 笑」

「謝ることないです。俺は…部長は朝比奈さんがいいなって思ってたので…」

「そっか、ありがとう」

今の言葉を聞いて少し勇気がでた。

「あの…タメ語ってOKですよね?」

急な質問にびっくりした

「う、うん」

「じゃあ、タメ語でもいいですかっ?」

「私ならいいけど」

「じゃあタメ語で言います!」

なんで急にこんなこと言ってきたのか

わからないけど

彼のことが少し気になったような気がする…