あれからわたしは眠り朝はとても早い時間に起きてしまった。 あれから眠りにも眠れなく…。 楓さん。それがわたしの頭からは離れない。 歩に何があったかなんて詮索はしたくない。 出来れば本人の口から聞きたい。 でも、歩がわたしに話してくれる事は無い。 「歩…。」 ぼそっと言うわたしの言葉は届くはずもなく 歩は寝言で 「楓…。」 と悲しそうに呼んでいるだけ。