「はぁ。つかれたー。」

沈黙を破ったのは美香さん。

「美香は余計なことを言い過ぎ。」

翔さんも続いて発言する。

「お前ら2人はイチャイチャしすぎ。」

その話に乗っかる歩。

そして、おいてかれるわたし?笑

「おい。」

「え?わたしですか?」

まさか翔さんに話しかけれるなんて。

「お前以外に誰がいるんだよ。」

「なんなんですかね。」

「お前って…。姉妹がいるか?」

「お姉ちゃんならいますけど?なにか。」

「名前は?」

「凛々花。」

「凛々花…。そう。」

「どうして…?」

「あぁ、いや。まぁいい。」

なんなのさ。聞いてきといてやっぱりいいです。ってやつか。

ホントめんどくさいな。

「ねぇ、姫乃ちゃん?」

「あ、はい。」

次から次になんだ。

「ちょっと二人で話さない?」

そういい笑ってる美香さん。

悪い人じゃないからいいか。

「あ、はい!いいですよ。」

そういい、部屋を出た向かいにある椅子に座る。



「ねぇ、姫乃ちゃんって…。楓って人聞いたことない?」

「えっと、誰ですか?」

「あぁ、いや、知らないならいいのよ?」

「あ、はい?」

皆しておかしすぎる。

姉妹を聞いたり"楓"って人のことを聞いたり。


















わたしはまだこの時何も知らない。

真実の恋の物語を…。