美香さん…か。
どんな人なんだろう。
「あっ!いた!歩!」
そういい、歩に抱きつく女性。
なんだこの人…。
「美香…。離れろ。」
「えー!どうして?美香はすっごく歩に会いたかった!」
とても可愛らしい女性。
誰がどうみても欠点なんてない顔。
すごい。
ボムの髪の毛をゆるっと巻いて
目なんてぱっちり二重だし。
外国人何じゃないか…。
「あら、初めて見る顔ね。そちらは?」
私の顔を見て、挨拶をしろといわんばかりの
顔をしてる。
「え?」
「あぁ、こいつは俺"専用"のメイド。」
「あらそうなの!可愛らしい子!」
うわっと顔が明るくなる。
安心したのだろうか。
なんかモヤモヤする。
「姫乃です。どうぞよろしくお願いします。」
「あら、どうも。
暁 美香 です。こちらこそ宜しくね!」
そう笑ってくれる。
とても可愛らしい女の子だ。
「そういえば、2人はどんな関係で?」
美香さんが訪ねてくる。
「あぁ、俺の知り合いの妹。」
「え?まさか、凛々花さんの?」
「なんでわかった?」
「なんとなく。似てるから。凛々花さんに。」
凛々花…お姉ちゃんはどこまで知り合いが多いのだろう。
「凛々花さんはお元気かしら?」
「はい。事故にあい、今は治療のためアメリカに…。」
「事故?!大丈夫なの?!」
「あ、はい。幸い、命に別状はありません。」
「そうなの、よかったぁ。」
「ところでお2人は?どのようなご関係で…。」
「え?歩から聞いてないの?
婚約者です!」

