それから家に帰り目をとじた。















「ん、朝か…。学校行かなきゃ。」

身支度をし、急いで学校へ行く。

「うわ、今日のはすご。」

上履きなんて画鋲が刺さって

"死ね" って書かれてた。

「ひっど。」

朝行くと今日は机がある。

でも、机の上には

たくさんの夥しい文字。

みんなの思いなんだろう。

お姉ちゃんを殺したのはわたし。

お姉ちゃんを苦しめた。

ってみんなおもってる。

「これ、消えるかな…。」

雑巾で一生懸命消す。

けど、滲むだけ。

わたしの目と机が滲んでる。

ないちゃいけない。

「あら、泣いてる。いいざまだよ。」

クラスの女子が言う。

周りは笑うだけ。

歩は呆然としてる。

もう、帰ろう。

そう思い、わたしは学校を飛び出して

家に帰り、お姉ちゃんのところにいった。