「お姉ちゃん……。」 あれから1ヶ月。 お姉ちゃんはまだ、目を覚まさない。 おばさんは… 死んだように毎日泣いてる。 お父さんは帰ってきて、おばさんを慰めてる。 わたしは家にろくに帰ってない。 蓮琉の家にいる。 「ただいま。」 「姫乃、おかえり。」 蓮琉はいつだって笑ってくれる。 「蓮琉……。お姉ちゃん、今日も目を覚まさなかったよ…。」 「そうか…。でも!いつか目を覚ますよ。」 「そう…だね。」 今日は学校か…。