いたっ…… くない? 「え……。お姉……。お姉ちゃんっ!」 わたしを庇ってくれたのは…… お姉ちゃんだった。 大量の血がコンクリートに滲んでる。 「だれか……救急車!!!」 周りの人は呆然とこっちを見てる。 ねぇ、お姉ちゃん。 どうして庇ったの?