その言葉をきっと

誰もが驚く言葉。

夢なんだ。きっと。わたしの作り出した空想。

ほっぺをきゅっとつねる。

「いた…い。」

「ふっ。何やってんの?笑」

「蓮琉…。」

「ん?」

「蓮琉はお姉ちゃんが好きなんじゃないの?」

「凛々花?好きだよ?でも、恋愛感情なんてこれっぽっちもなかった。」

「そう…なんだ。」

「そう。姫乃返事は?」


「返事?」

そんなの決まってる。わたしだって

蓮琉が好きなんだもん。















「蓮琉?私なんかでいいの?」















「"なんか"じゃなくて、姫乃がいいんだよ。」


「ありがとう。蓮琉。大好き。」

そう言うと蓮琉はぎゅっと抱きしめてくれた。

































蓮琉…。

わたしは幸せだった。

ねぇ、蓮琉?

蓮琉は幸せだった?