「あ、いたのね姫乃。」

「おはようございます。」

お母さんはいつも私のご飯なんて用意してない。
それも当たり前になってきたのは最近。

「お母さぁーん。おはよー。」

「あら!凛々花。今日は早かったのね。早く朝ごはん食べて行きなさい?」

お姉ちゃん…。と呼んでいいのだろうか。

「あら、まだいたの。」

そうわたしに告げてお姉ちゃんの方へ駆け寄る。

正直、わたしはお母さんが嫌いだ。

「あと、その顔。本当見てて不愉快なの。早くどっか行ってくれない?」



そう、この顔。お母さんが嫌いになる事もわかる。

全てのパーツと言っていいほどに

私の本当のお母さんそっくりだから。