わたしは走って、走って今自分がどこにいて

どこに向かってるかもわからない。





















ただ、走って3個駅を超えた



お母さんの所だった。







もう、こんな時間で

誰も周りには人もいない。

薄気味悪いのかもしれない。

「お母さん。」

涙が頬をつたう。

「お母さん、わたしどうしたらいいのかな。お母さんは幸せだった?お父さんといて…。
わたしは…今の家族は嫌だよ。
お母さん…。どうして死んじゃったの…。
わたしもお母さんの所に行きたいよ。」

















お母さん…。花枯れちゃったね。

お父さんは結局来てないんだ。

わたしも家に帰ろう。

もう、12時をまわってる。

絶対、怒ってるんだろうな。

それとも、わたしがいなくなって嬉しがってるのかな。


それからわたしがどうやって家に帰ったかも

わからない。気づけば家の前にいた。