foreverlove ~君がくれた恋~

「ただ…いま。」

「ただいまぁー。」

蓮琉の声に聞きつけたお姉ちゃんが

笑顔でくる。

「あ、蓮琉！！！久しぶり！」

そういうと蓮琉に思いっきり抱きつく。

これができるのもお姉ちゃん限定。

「あらぁ、蓮琉くんじゃない！また一段とかっこよくなってー。」

お母さんも嬉しそう。

蓮琉とは、お姉ちゃんの幼なじみ。

わたしと蓮琉は…。別に仲が良かったわけでもない。

けど、お姉ちゃんの幼なじみだということもあって、仲がいい。

「おばさんも、綺麗になりましたね。」

「凛々花も。また一段と綺麗になってる。」

蓮琉は照れくさそうに言う。






蓮琉はお姉ちゃんが好きだもんね。

「まぁ、蓮琉くん！こっちにおいで。」

お母さんはわたしのことは見えないふり。

お姉ちゃんは蓮琉の前だからと言ってきずかってくれるわけでもない。

皆あれからわたしのことは無視。

お父さんも。お母さんの事について触れられて気まずいのだろう。

「はい！今行きます。」

蓮琉はわたしを置いて行く。

わたしも蓮琉のあとを追う。