「あ、姫乃。」 いつからお姉ちゃんが居たかなんかなんて知らない。 「お姉ちゃん…。」 「そういえば、蓮琉今週戻ってくるって。」 それだけを言い、部屋に戻るお姉ちゃん。 蓮琉。 いつか戻ってくるとは思ってた。 もう、蓮琉が居なくなって3年。 お母さんが居なくなって3年目。