foreverlove ~君がくれた恋~




「うわ、露出おお…。」

背中がざっくり開いた真っ赤なマーメイドドレス。

「はぁ。似合うんだか…。」

髪はゆるっと巻いてポニーテールにした。

それからドアがガチャとあき…


「とてもお似合いですね。」

私と同じくらいの歳の男の人がニコニコっと笑ってたっていた。

「え、ありがとうございます。」

「いえいえ、とても綺麗ですよ。さぁ、車に向かいますので。」

「あ、はい。」

それから車に向かい、あっという間に

会場についた。

「あちらで歩様がお待ちですので。」

「ありがとうございます!」

「はい!」











「歩…!」



「姫乃。早かったな。」

「そうかな?」


「似合ってる。すごく可愛いよ。」

可愛い顔でそんなこと言わないでよ。

期待なんてしたくないの。

「そ…う?ありがとう。」

「おう。」

「ところで、楓さんは?まだきてないの?」

「あいつは今日の主役だからさ。裏でスタンバってるんじゃないの?」

「あ、そうなんだ。」
















「大変お待たせしました。今日は楓様の帰国という事で来てくださった方々、まことに御礼申し上げます。」

会場の司会者であろう人が話しだす。

「それでは楓様から一言です。」

そういい、出てきた楓さん。

「今日はどうもありがとう。皆さんごゆっくりしてくださって構いませんので。」

それだけいい、あっけなく私たちの方に向かってくる。

「歩っ!来てくれたんだ!ありがとう。」

「当たり前だろ。」

「へへっ。嬉しい。」

可愛く笑う楓さん。2人が並んでるとお似合いだな。

また司会者が話し出した。

「それと、今日はこの場をお借りして
歩様の婚約者のご披露となっております。」

婚約者…?

あれ?私なにも聞いてない……。