「おはよう、藍里。いつにも増してちっこく見えんぞ~」
「うるさいわよ、瑠花…朝から最悪だったんだから!」
学校に遅刻ギリギリセーフで辿り着き、すぐさまさっきの出来事を瑠花に報告した。
ちなみに、うちの高校は3年間クラス替えはない。
多少席は変わるけど、相変わらず瑠花とは同じクラスだ。
瑠花はあたしの一番の理解者だと思っていたのに
話し終わる前に既にお腹お抱えて笑っていた。
「あんたっ…そりゃその人もそういいたくなるわよ…ヒィヒィ(笑)」
「笑いごとじゃないの!超綺麗な男の人だったのにあんなに失礼で嫌な奴だとはおもわなかったよ…」
「それそれ。気になったんだけど高校生だったわけ?」
「え?」
今朝の忌々しい記憶をたどると…
そうだ、私服だった。
チラッとしか見れなかったけど髪の毛も茶色だったし
「私服だったし高校生じゃないと思う…けど」