とにかくこれでもう一件落着。

瑠花に相談することもなかったかな。




それからは瑠花とのんびりLINEでやりとりして。

お風呂に入ってすぐ布団に潜った。






「ふぅ…」




なんかすごく忙しい1日だったな…。
疲れがどっと押し寄せてきて、うとうとし始めた頃





ブィーン
ブィーン





「…………ん…電話?」



のそっとベッドから起き上がって、机の上でバイブレーションの鳴っているスマホに手を伸ばす。


電話なんてお母さんともめったにしないのに…間違い電話かな。




画面には心当たりのない電話番号。
未だにバイブレーションはなったまま。



こういうのは出ないほうが良いと聞いたことがある。

もう一回同じ番号から電話が来たら出よう、大事な電話の可能性もあるしね。





ブィーン
ブィーン
ブ……





あ、切れた…







……ブィーン ブィーン




「はぁ…」


出るか







「……もしもし」





『あ、やっと出た。もしかしてもう寝ちゃってた?』