その日の放課後



俺は部活があるため部室に向かった



「.......今日もだな」



ため息をつく



ジャージに着替えて外に出ると



「どぉーー」



ベシャッ



案の定先輩が迫ってきたので避けた



そして先輩はこけた



「いったーーい。ひどいじゃないかー」



額をさすってこちらを見上げる



「押さないでくださいよ...」



「いーじゃーん」



実は先輩とは全く接点がないわけではない



俺以外の人間には必要以上にスキンシップをとらない



なぜか俺だけ



理由を聞くと



「君の脳みそ美味しそうだから」



だそうだ