いやだ、捕まりたくない。俺の後ろから聞こえる足音、どんどんどんどん俺に近づいてくる
“死にたくない”その一心で逃げ続ける
全速力で廊下を走り、曲がり角を曲がると何かに躓く

「ぐっ…!?」

慌ててそれを見れば、それは無残に殺された楓の生首だった

「うわぁぁぁ!?」

死にたくない
俺は我に返り前へと進もうと立ったその時、
…俺の方に何かが触れた

“つ〜か〜ま〜え〜た”


「いやだぁぁぁぁ!?っ…」