どこに向かっているのか、そんなの自分でもわからない。 ただ、足に従って、身体に従って、心に従って。 私はただただ走っていく。 「はあっ、はあっ」 空は徐々に紫と青がオレンジを侵食していた。 雲一つない空に、星が少しづつチラついていく。 外灯もない、家もない、畑ばかりの、そんな町。 そんな町を流れる、透明な小川。 ーーそう、私は瑞希とそこで出会ったんだ。