好き…か。



橘 美咲は学校から家に帰ってくるなり



部屋に入ってベッドの上に寝転がって、



そう呟いた。



初めての経験だった。



これまで、色恋沙汰とは



興味が無くそういう事とは無縁の



人生だったのに