「荒巻梨花さん?入部してくれるんかー。有難いな。料理部ここ最近部員少なくてな。教えられることはあらへんけど先輩達と仲良くやったってや。明日から部活行ってもええしなんならこれから除きに行くか?」
「あっ、いきます!いきたいです!」
先生に言われて料理部の部活を見に行くことになった。
ガラッ
「お前らちゃんとやっとるかー?」
先生がドアを開けた瞬間。
えっ。。
わたしは固まった。
ナニコレ。。
教室の中には ケータイ弄りながら胡座をかいている茶髪のかわいらしい男の人とその隣には意地悪そうな黒髪の男の人。
と、その奥に本を読んでいる女の先輩がいた。
ぜんぜん料理してないやん。。
「先生その子誰?新入部員?」
黒髪の男の人が聞いた。
「ああ。そうや。この子も今日から料理部の一員やから仲良うしたれよ?」
そう言い残して顧問の先生は去っていった。
いや。。
この状態で放置されたわたしはどうしたらええの。
しばらく沈黙が続いた後に茶髪の人が立ち上がってわたしの前に来た。
「梨花ちゃん?っていうの名前?」
「え、なんで名前、、?」
「なんでって名札に書いてあるやん」
ニコニコと笑ってその人は名札を指さした。
「あっ、、」
「思ってたのとちがう?」
「てっきりみんなでおやつ作っておいしく食べる部だとおもってました。。」
「んふふ。まあよろしく!俺、玲於って名前やから玲於先輩とか適当によんでな?」
「あ、はいっ!」
奥から女の先輩も来て
「梨花ちゃんよろしくなー?この部活やる気ように見えるかもしれんけど入ってみたら案外たのしいで?」
「そうなんですか、、」
「うん!わたし、るりってゆうからるりちゃんって呼んで〜」
ちゃんって。。
ちゃんって。
「ほら!隆平も梨花ちゃんに挨拶して!」
るりちゃんが黒髪の怖そうな人に言った。
「ん。梨花、な。よろしく」
そっけなくそれだけ言うとまたケータイの画面とにらめっこしはじめた。
「あっ、梨花ちゃんアメちゃんいる?」
玲於先輩がいちごみるくのアメを差し出した。
「いります!いりますいります!」
「ふふふっ。梨花ちゃん甘いもんだいすきなんやな(笑)ごめんな?期待と違った部活で」
なんか思ってたのとぜんぜんちがうけど。
怖い先輩いるけど。
アメちゃんくれる優しい先輩もいるしとりあえず頑張ってみようかな。
