黒髪のショートが似合う、いかにも女の子といわれるべき子だ。
俺がいうのもなんだが。
「…ごちそうさまでした」
紅茶を飲み干し、神澤さんは俺の方をみた。
目は、合わせてくれないけれど。
男慣れしてないんだと、改めて実感した。
「あ、えと…あの…ど、どこを教えればいいでしょうか…」
顔を赤らめてそう聞いてくれる神澤さん。
やばいやばいやばい。
これは本当にやばい。
可愛い
その瞬間には、俺の脳内にその言葉で埋め尽くされた。
初めて異性にそんな感情を持った。
妹は別として。
神澤さんはやっぱり何かもっている気がする。

