ほのぼの女子の過ごし方

だって仕方がないじゃないか。
俺だって好きで先生とデートしてる訳じゃないし。大体、なんで俺が数学の先生とデートしなきゃならないんだ。
どうせなら、国語の先生とデートしたいわ。

ガラガラガラ…

小さな音を立てて教室のドアを開けて入ってきたのは、神澤さんだった。

「お、遅れてすみません…」

「構わない。で、約束のスイーツ」

先生が右手を掲げた。

「ろ、ロールケーキ…!」

ぱあっと顔を明るくして、飛びつくように先生の方へ。

「どうぞ」

「ありがとうございます…!」

うわあ…と言いながら俺の隣の席に着いた。
目の前にはロールケーキ。
フォークを取り出してもぐもぐと食べている。

は、はやい…。

「じゃ、よろしく」