ねぇ、好きだよ。―幼馴染に片想い―



うぅ……と机に突っ伏しながらうなだれていると、七瀬君が話に入ってきた。


「陽和ちゃん、俺は南の次でもいいよ♪」


七瀬君め……もう私が気持ちを知ってるからって!


「お断りします。

七瀬君にはもっといい子が見つかりますー!!!」


「ちょっと陽和ちゃん、冗談でも俺だってそこまで言われると傷つくんだけどー!」


ぶーぶー言ってるけどホントなのかな…。


「え、え、ごめん…ね?」


「ぷっ、はは!!!嘘に決まってんじゃーん!」


でしょうね!


「もう!びっくりさせないでよ!!!」


「でも陽和ちゃんのことまだ好きなのはホントだよ?」


私の顔を覗きながら言ってきた。


「あ、あり、がとう…ございます…。」


「あー陽和ちゃん照れてるー?やったー俺にも照れてくれるんだー♪」


「そ、そんな事ないもん!!」


……だって私なんかの事好きになってくれるなんて…‥悪い気はしないよね。


「やりぃ~!俺、前より陽和ちゃんと仲良くなってる~。」