ねぇ、好きだよ。―幼馴染に片想い―




「次はこれにしよーぜ!」



和希くんがそう言って開けたのは打ち上げ花火だった。


花火大会とかでやるようなあんなに大きなものはさすがに打ち上げられないけど、私達4人でやるにしては十分すぎるくらいの打ち上げ花火だ。



「っしゃー!!!行っくぞー?」



和希くんが火をつけて土手の上までダッシュで駆け上がってきた。



─ヒュ―…パーンッ



「うわぁぁぁあ、なにこれなにこれ!!

すごいよ、和希くん!!」


「だろだろ?俺めっちゃ頑張って探したんだぜ~?

いつもお世話になってる陽和ちゃんに感謝の気持ちを精一杯伝えようと思ってな!」



和希くんが打ち上げた花火は、沢山の色に輝いて[ℋappy ℬirthday]と文字になっていた。



「すっごい綺麗!!!!!和希くんありがとうっ!!!!!」



私は嬉しくて目を輝かせながら和希くんに言った。



─ヒュー…パーンッパーンッ



その後も次々と打ち上げられる花火に見とれていた。



「さくちゃん!!!綺麗だね!!!」



私が隣にいるさくちゃんに呼びかけると、さくちゃんは花火を見たまま呆然としていた。