ねぇ、好きだよ。―幼馴染に片想い―



俺はイライラした様子で和希に視線を向けて、逃げるぞと合図をした。

すると、それを察した和希が苦笑して頷いた。


「そういうのホント無理。

じゃ、俺達、連れんとこ戻るんで。」


俺はさっきより冷たく言った。


「え~、待ってよ~。」


それでも2人は少し食い下がらない。


そして2人のうち、俺に写真を求めてきた奴が次に言った言葉で俺はイラつきをあらわにした。


「絶対君の彼女ちゃんより私のほうが可愛いと思いますよ~?それに、どーせ彼女ちゃんと君じゃ彼女ちゃんが地味すぎて釣り合わないんじゃないですか~?」


そいつは鼻で笑いながら言った。


「おい、今何つった?」


俺が怒りをあらわにして言うと、そいつは少し焦った様子で答えた。


「だ、だって~、私と付き合った方が絶対幸せですよ~?」



「……ふざけんな。お前みたいにそうやって簡単に人を見下す奴と一緒にいて幸せになれる奴なんかいねぇーよ。

それと、俺の彼女はお前なんかと比べ物になんねーくらい良い奴だ。お前みたいに心が汚れてねぇんだよ。」


俺が冷たく言い放つと、そいつはそれ以上何も言わなくなった。


「あーあ、君たちこいつの彼女の事バカにしちゃったね~。

こいつ、彼女の事になると相手が誰だろうと容赦ないから気をつけたほうがいいよ~。」


和希はそう言った後、付け足すように言った。


「あ、それとね、そうやって人を見下すような所、直したほうがいいよ。」


和希が意味深な笑みを浮かべて言うと2人は罰が悪そうな顔をしながらその場を去っていった。