「片方の手首につけて、もう片方の手首と一緒に擦ってみて?」 杏華に言われたとおりにすると、ふわっときた甘い香りが鼻をくすぐった。 「わぁっ、すっごくいい匂い!」 「でしょ?フルーツティーの香りなの。 さっきのお店で陽和がシュシュを選んでい る間に見つけてたの。」 「本当にありがとう、杏華。 宝物にするね!」 「ふふッ、そうしてくれると嬉しい。」 それから私は帰ったら部屋に飾って、出かけるときは毎回つけて行こうと決めた。