ねぇ、好きだよ。―幼馴染に片想い―



慌てて笑顔を作ると和希くんはきょとんとした顔で「そー?」と言ってまた足を進めた。


さくちゃんの病院について三人で話していると、杏華が病室に入ってきた。


「あ、杏華…。」


杏華を見ると、ちょっとだけ不安になった。


「お、五十嵐~、告白どーなった?」


和希くんがそう聞くと、杏華が


「別に言う必要ないでしょ。」


と言った。


私にも…教えてくれないのかな……?


「杏華、私も知りたい…かも…。」


思い切って聞いてみると、


「陽和には後でちゃんと話すわ。また今度ね。」


杏華は微笑みながらそう言った。


話してくれるんだ…。

話してくれなかったら‥…杏華から親友失格だって言われたみたいで、きっと立ち直れなくなっちゃうから…。


杏華が私には話してくれるんだとわかったら…安心して泣きそうになった。


私って、ホント弱いなぁ…。