…チュンチュン
…チュンチュン
「…ん………」
小鳥のさえずりが聞こえて目を開けると見慣れた天井があった。
カーテンの隙間から朝日が差し込んで少し明るくなっているこの部屋。
……もう朝か。
ブー……ブー……
ぼーっとしていると、突然スマホのバイブが鳴った。
「誕生日、かぁ……」
スマホの画面に映っていたのは梓からのメッセージで。
“17歳おめでとう(*^^*)あたしが幸せにしてあげるからね!!”
そう書かれていた。
適当に返事を返してベッドから起き上がる。
一階からはカチャカチャとお母さんがせわしなくごはんを作っている音が聞こえる。
11月8日。あたしの誕生日。
それは、優があの日以来、初めて学校に来る日。
どうなるかは分からない。
でも、いつも通り元気に。
鏡に向かって笑ってみる。
やってることはちょっと恥ずかしいけど。
……大丈夫。ちゃんと笑えてる。
「沙耶ー!!ご飯よー」
「はーい!!」
階段下から叫ぶお母さんに返事をして、制服に腕を通した。
…チュンチュン
「…ん………」
小鳥のさえずりが聞こえて目を開けると見慣れた天井があった。
カーテンの隙間から朝日が差し込んで少し明るくなっているこの部屋。
……もう朝か。
ブー……ブー……
ぼーっとしていると、突然スマホのバイブが鳴った。
「誕生日、かぁ……」
スマホの画面に映っていたのは梓からのメッセージで。
“17歳おめでとう(*^^*)あたしが幸せにしてあげるからね!!”
そう書かれていた。
適当に返事を返してベッドから起き上がる。
一階からはカチャカチャとお母さんがせわしなくごはんを作っている音が聞こえる。
11月8日。あたしの誕生日。
それは、優があの日以来、初めて学校に来る日。
どうなるかは分からない。
でも、いつも通り元気に。
鏡に向かって笑ってみる。
やってることはちょっと恥ずかしいけど。
……大丈夫。ちゃんと笑えてる。
「沙耶ー!!ご飯よー」
「はーい!!」
階段下から叫ぶお母さんに返事をして、制服に腕を通した。

