「沙耶ちゃん!遅くなってごめん」
「そんなに急いでないからいいよ」
「…ありがとうございます」
土曜日の朝、透くんと近くの公園で待ち合わせをして優のところへ行くことにした。
おととい約束したから、ちゃんと行かないとね。
「アレ持ってきた?」
「うん。忘れず持ってきたよ」
アレというのは石ちゃんから頼まれた英語のプリント。
この前渡すの忘れちゃったから今日渡すの。
嫌がる優の顔が楽しみ。
「梓ちゃん来れなくて残念だね」
「まあしかたないかな。お母さん風邪引いて双子の弟の面倒見ないといけないから」
「うん……で、でもさ、なんかこれって…で、ででで……っ」
そこまで言って黙ってしまう透くん。
それに噛みまくっている。
透くんってよく噛むね。
「……で、の続きは?」
「あわわわ……なんでもないです…」
「いいの?」
「ハイ。言葉にする勇気がありません……はぁ…」
透くんは顔を背けてため息をつく。
悩みごとでもあるのかな?
「そんなに急いでないからいいよ」
「…ありがとうございます」
土曜日の朝、透くんと近くの公園で待ち合わせをして優のところへ行くことにした。
おととい約束したから、ちゃんと行かないとね。
「アレ持ってきた?」
「うん。忘れず持ってきたよ」
アレというのは石ちゃんから頼まれた英語のプリント。
この前渡すの忘れちゃったから今日渡すの。
嫌がる優の顔が楽しみ。
「梓ちゃん来れなくて残念だね」
「まあしかたないかな。お母さん風邪引いて双子の弟の面倒見ないといけないから」
「うん……で、でもさ、なんかこれって…で、ででで……っ」
そこまで言って黙ってしまう透くん。
それに噛みまくっている。
透くんってよく噛むね。
「……で、の続きは?」
「あわわわ……なんでもないです…」
「いいの?」
「ハイ。言葉にする勇気がありません……はぁ…」
透くんは顔を背けてため息をつく。
悩みごとでもあるのかな?

