「本木、優の病院と病室教えてくんね?」
次の日の朝。
教室についた途端、優とけっこう仲の良かった北山遥希くんに聞かれた。
だいたいの男子は優と仲が良かったけど。
「え?あぁ、教えてなかったか……えっと○○病院の302号室だよ」
「さんきゅ。お見舞い行ってもいいよな?」
「うん。みんなが来てくれたほうが喜ぶと思うよ。つまらなそうだったし」
「おっけ。みんな!今日の放課後行くぞ〜!!」
北山くんが声をかけた男子たちは一気に盛り上がる。
「ワサビ入りシュークリームあげようぜ」
「カラシも入れるか」
「クラッカーも持ってこう」
話していることはバカだなって思うけど、優が楽しめるならそれでもいいかな…
みんなお見舞い行くなら今日はゆっくりめに行こう。
あたしがいたらお邪魔だろうし……
「沙耶ちゃん沙耶ちゃん」
名前を呼ばれたほうを見ると透くんがいた。
「なに?透くん」
「これ、石ちゃんが優に渡してくれって」
渡されたプリントをペラペラ見てみる。
……石ちゃんよくやるなぁ…
次の日の朝。
教室についた途端、優とけっこう仲の良かった北山遥希くんに聞かれた。
だいたいの男子は優と仲が良かったけど。
「え?あぁ、教えてなかったか……えっと○○病院の302号室だよ」
「さんきゅ。お見舞い行ってもいいよな?」
「うん。みんなが来てくれたほうが喜ぶと思うよ。つまらなそうだったし」
「おっけ。みんな!今日の放課後行くぞ〜!!」
北山くんが声をかけた男子たちは一気に盛り上がる。
「ワサビ入りシュークリームあげようぜ」
「カラシも入れるか」
「クラッカーも持ってこう」
話していることはバカだなって思うけど、優が楽しめるならそれでもいいかな…
みんなお見舞い行くなら今日はゆっくりめに行こう。
あたしがいたらお邪魔だろうし……
「沙耶ちゃん沙耶ちゃん」
名前を呼ばれたほうを見ると透くんがいた。
「なに?透くん」
「これ、石ちゃんが優に渡してくれって」
渡されたプリントをペラペラ見てみる。
……石ちゃんよくやるなぁ…

