二人で過ごして笑いあって。
楽しかったあの日々が頭を駆け巡る。
「せっかく優が沙耶のために作っておいたんだからもらっておきなよ?」
「…そうする。…優のことやっぱり好きだよぉ……」
好きで好きで。
だれよりも大好きで。
友達なんて簡単になれるような気持ちじゃない。
「沙耶……」
梓の悲しげな声が聞こえて透くんの卒アルをパタンと閉じる音が虚しく鳴る。
「……好きでいるかは自分の自由だから。たとえ好きな人が自分のことを思ってなくても、忘れていても、好きでいてもいいんだよ」
透くんが寂しげに。でもどこか力強く言う。
「……透…まだ………」
「梓ちゃん。言ったらダメだよ」
「…分かってるわよ」
二人が会話をしている内容がなんなのかは分からないけど。
「……ずっと好きでいるよ」
たぶん、あたしはもう優以外を好きにはなれない。
こんなにも好きって気持ちがふくれあがっているのに他の人を好きになるなんて考えられない。
優……
いつまでも待ってるけど。
ずっと好きでいるけど。
……早く、元に戻ってください。
楽しかったあの日々が頭を駆け巡る。
「せっかく優が沙耶のために作っておいたんだからもらっておきなよ?」
「…そうする。…優のことやっぱり好きだよぉ……」
好きで好きで。
だれよりも大好きで。
友達なんて簡単になれるような気持ちじゃない。
「沙耶……」
梓の悲しげな声が聞こえて透くんの卒アルをパタンと閉じる音が虚しく鳴る。
「……好きでいるかは自分の自由だから。たとえ好きな人が自分のことを思ってなくても、忘れていても、好きでいてもいいんだよ」
透くんが寂しげに。でもどこか力強く言う。
「……透…まだ………」
「梓ちゃん。言ったらダメだよ」
「…分かってるわよ」
二人が会話をしている内容がなんなのかは分からないけど。
「……ずっと好きでいるよ」
たぶん、あたしはもう優以外を好きにはなれない。
こんなにも好きって気持ちがふくれあがっているのに他の人を好きになるなんて考えられない。
優……
いつまでも待ってるけど。
ずっと好きでいるけど。
……早く、元に戻ってください。

