*
「……本当にいいの?」
「なんで透はそんなこと言うのよ」
「だって、この写真もあの写真も……二人とも幸せそうな顔してる」
「いいんだよ透くん。それにこれは保管するだけだから捨てるわけじゃないしさ」
帰り道、優のところへ行く前に立ち寄った優の家。
「いっぱいあるなぁ……」
優とあたしの思い出を集めるために来たんだ。
付き合い始めたころの写真。
喧嘩して仲直りしたあとの写真。
中学校の卒業式のときの写真。
どの写真も、笑顔の二人が写っている。
「卒アルもとっておかなきゃ……」
そっと手にとってみんなからの寄せ書きのページを開く。
懐かしい名前とともに書かれているメッセージ。
あたしの名前ももちろんある。
「俺にも見せて!!」
「いいよ。透くんあたしたちの見たことない?」
「うん。なかなかそんな機会なかったしね。……わぁ〜みんなちょっと幼い!」
子どものようにはしゃいでいる透くん。
卒アルも回収するとして……
アレはどうするかな……
「……本当にいいの?」
「なんで透はそんなこと言うのよ」
「だって、この写真もあの写真も……二人とも幸せそうな顔してる」
「いいんだよ透くん。それにこれは保管するだけだから捨てるわけじゃないしさ」
帰り道、優のところへ行く前に立ち寄った優の家。
「いっぱいあるなぁ……」
優とあたしの思い出を集めるために来たんだ。
付き合い始めたころの写真。
喧嘩して仲直りしたあとの写真。
中学校の卒業式のときの写真。
どの写真も、笑顔の二人が写っている。
「卒アルもとっておかなきゃ……」
そっと手にとってみんなからの寄せ書きのページを開く。
懐かしい名前とともに書かれているメッセージ。
あたしの名前ももちろんある。
「俺にも見せて!!」
「いいよ。透くんあたしたちの見たことない?」
「うん。なかなかそんな機会なかったしね。……わぁ〜みんなちょっと幼い!」
子どものようにはしゃいでいる透くん。
卒アルも回収するとして……
アレはどうするかな……

