昨日の夜とはうってかわって今日の天気は快晴で。


なのに暗いこの部屋。


電気がついてないわけじゃない。むしろ明るいくらい。



白い壁。白いベッド。


白で統一されたこの部屋の真ん中で目を閉じて眠る君。



優…ごめんね…


あたしのせいで、ごめん…



涙は流さまいと踏ん張って心ばかりが重くなる。


ねぇ、優。優を見守ってるのはあたしだけじゃないんだよ。



優の両親。優のお姉ちゃん。



みんな、優の目が覚めるのを待ってるんだよ。


優さ、前に言ってたよね。


『俺は長生きして、親孝行して…沙耶を幸せにするんだ!』って。



起きないと実現できないよ…?


寝てたら実現できないよ…?



お願いだから。


起きて、また笑って。