「俺が好きなのは、お前だけ、だから」
優は嬉しい言葉をくれるけど。
桃菜ちゃんとキスをしたことの報復として。
ちょっとばかりからかってみてもいいかな。
「……ふーん」
「おまっ、人が頑張って言ったのにその反応はないだろ!?」
逆ギレ優もいいかもなぁ。なんて。
「ちょっとからかっただけだよ。ありがとうね。優」
顔を見るとキスしたいな、と思ってしまう。
なんか、分かった気がする。
あたしは優のことが好きじゃないのかも。
「ねぇ優、あたしは優のこと好きじゃないよ?」
「待って。え、それって、は?」
「だから、優のことが好きじゃないの」
「……なんの冗談?」
そう聞く優の声は震えていて。
バカだなぁ、とあたしは笑ってしまう。
「好きじゃないとは言ったけど、嫌いとは言ってないじゃん」
「……じゃあなに?」
「分からない?あたしは優のこと、愛してるんだよ」
もう“好き”じゃ抑えきれない。
その二文字じゃ表しきれない。
「ねぇ、優は?」
固まってしまった優に顔を近づけて下から覗き込む。
「ゆーうー?生きてる?」
「……生きてる」
「じゃあ答えてよ。あたしは優を愛してる。優はどう?」
これで優が愛してるって言ってくれなきゃ、あたしはきっと壊れちゃう。
忘れられることよりも心にくる。
「……愛してる。もう、絶対忘れない。二度と離してやんないから」
「離されたら大山になれないから離さないでください」
「……マジお前黙れよ」
そう言って、優はあたしにキスをした。
優は嬉しい言葉をくれるけど。
桃菜ちゃんとキスをしたことの報復として。
ちょっとばかりからかってみてもいいかな。
「……ふーん」
「おまっ、人が頑張って言ったのにその反応はないだろ!?」
逆ギレ優もいいかもなぁ。なんて。
「ちょっとからかっただけだよ。ありがとうね。優」
顔を見るとキスしたいな、と思ってしまう。
なんか、分かった気がする。
あたしは優のことが好きじゃないのかも。
「ねぇ優、あたしは優のこと好きじゃないよ?」
「待って。え、それって、は?」
「だから、優のことが好きじゃないの」
「……なんの冗談?」
そう聞く優の声は震えていて。
バカだなぁ、とあたしは笑ってしまう。
「好きじゃないとは言ったけど、嫌いとは言ってないじゃん」
「……じゃあなに?」
「分からない?あたしは優のこと、愛してるんだよ」
もう“好き”じゃ抑えきれない。
その二文字じゃ表しきれない。
「ねぇ、優は?」
固まってしまった優に顔を近づけて下から覗き込む。
「ゆーうー?生きてる?」
「……生きてる」
「じゃあ答えてよ。あたしは優を愛してる。優はどう?」
これで優が愛してるって言ってくれなきゃ、あたしはきっと壊れちゃう。
忘れられることよりも心にくる。
「……愛してる。もう、絶対忘れない。二度と離してやんないから」
「離されたら大山になれないから離さないでください」
「……マジお前黙れよ」
そう言って、優はあたしにキスをした。

