空き教室も音楽室も屋上も。
どこにも優は見当たらない。
ーーーキーンコーン…
授業の始まりを告げるチャイムが鳴り響いて、廊下から人の姿が消える。
ここで先生に捕まったらおしまいだ。
そう思った矢先、早速曲がり角で先生に鉢合わせした。
「君!もう授業が始まってるぞ!!教室に戻りなさい」
ま、マズイ……
でも見るとその先生は肥満体型のおデブ先生。
これなら、イケる……!!
さっと横によけて全力ダッシュをする。
「お、おい!!待ちなさい!!」
後ろでなにやら叫ぶ声が聞こえるけど無視。
優、優……!!
走り続けてたどり着いた場所はあの階段の近く。
……もうここしか残ってない。
あまり足音を立てないようにゆっくりと近づくと、ハァハァという自分の荒い息が辺りに響きわたる。
あの階段にたどり着くと、壁に寄りかかって座っている優がいた。
「…優……!」
あたしの声が階段を通って上まで通り抜ける。
どこにも優は見当たらない。
ーーーキーンコーン…
授業の始まりを告げるチャイムが鳴り響いて、廊下から人の姿が消える。
ここで先生に捕まったらおしまいだ。
そう思った矢先、早速曲がり角で先生に鉢合わせした。
「君!もう授業が始まってるぞ!!教室に戻りなさい」
ま、マズイ……
でも見るとその先生は肥満体型のおデブ先生。
これなら、イケる……!!
さっと横によけて全力ダッシュをする。
「お、おい!!待ちなさい!!」
後ろでなにやら叫ぶ声が聞こえるけど無視。
優、優……!!
走り続けてたどり着いた場所はあの階段の近く。
……もうここしか残ってない。
あまり足音を立てないようにゆっくりと近づくと、ハァハァという自分の荒い息が辺りに響きわたる。
あの階段にたどり着くと、壁に寄りかかって座っている優がいた。
「…優……!」
あたしの声が階段を通って上まで通り抜ける。

