「沙耶ちゃん……!!」
「大丈夫だった……?」
「お、大山くんは!?」
学校へ着くと待ち構えていたかのようにみんながあたしをたかってきた。
あっという間に周りを囲まれるあたし。
「えっと……」
いろんな人にいろんなことを聞かれてなにから答えればいいのか分からない。
あたしが困惑しているその間にも質問はどんどん増えていって。
「はいはい。ストップストップ」
「あ、梓……!」
パンパンと手を叩くほうを見ると中学からずっと一緒の市川梓がいた。
その横には透くん。
「沙耶が困ってるでしょ?……沙耶、屋上行くよ」
「俺も行くー」
姉御肌の梓とのん気な透くんは性格的に最高の組み合わせだと思う。
「みんなごめんね。あとで話すから…」
クラスのみんなにお詫びをいれて廊下へ出て行った二人を追いかける。
あたし、優、梓、透くんはクラスの中でも常に一緒にいたメンバー。
透くんは中学は違うけど、中学時代に通っていた塾が優と同じだったからそのつながりで仲良くなったんだ。
男子にしては少し低めの身長の透くんは、優しくて可愛い系の顔立ちだから密かに女子からの人気を集めている。
「大丈夫だった……?」
「お、大山くんは!?」
学校へ着くと待ち構えていたかのようにみんながあたしをたかってきた。
あっという間に周りを囲まれるあたし。
「えっと……」
いろんな人にいろんなことを聞かれてなにから答えればいいのか分からない。
あたしが困惑しているその間にも質問はどんどん増えていって。
「はいはい。ストップストップ」
「あ、梓……!」
パンパンと手を叩くほうを見ると中学からずっと一緒の市川梓がいた。
その横には透くん。
「沙耶が困ってるでしょ?……沙耶、屋上行くよ」
「俺も行くー」
姉御肌の梓とのん気な透くんは性格的に最高の組み合わせだと思う。
「みんなごめんね。あとで話すから…」
クラスのみんなにお詫びをいれて廊下へ出て行った二人を追いかける。
あたし、優、梓、透くんはクラスの中でも常に一緒にいたメンバー。
透くんは中学は違うけど、中学時代に通っていた塾が優と同じだったからそのつながりで仲良くなったんだ。
男子にしては少し低めの身長の透くんは、優しくて可愛い系の顔立ちだから密かに女子からの人気を集めている。

