でもなんで……
ふと、ひとつの疑問が頭に浮かぶ。
「どうして電話なんてかけてきたの?」
冬休みの課題を聞きたいならラインのほうが楽だし電話をかける必要はない。
なにか特別な理由があるのかとウキウキして待っていると衝撃的なことを言われた。
『なんかお前の声が聞きたくなった』
“なんかお前の声が聞きたくなった”
その言葉が脳内でリピートされる。
いやだって……え?
そんなこと、あるの?
「ウソでしょ?」
『こんな恥ずかしいこと思ってないと言えねーよ。アホ』
「じゃ、じゃあ、本音なの?」
『だからそう言ってるだろ。お前リアルにアホだな』
アホアホうるさい優にイラッとするけどそれよりも嬉しいが上回る。
だって優の心に一歩近づけた気がするから。
だれかの声を聞きたくなるなんて、そうそうあることじゃない。
「桃菜ちゃんインフルって大丈夫なの?お見舞いとか行った?」
『アイツから来て欲しいって連絡きたけどわざわざインフルエンザウイルスもらいに行くバカがいるかよ。行くわけ』
…左様ですか。
優の彼女って桃菜ちゃんのはずなのに、優ってやけに桃菜ちゃんに冷たいよね。
ふと、ひとつの疑問が頭に浮かぶ。
「どうして電話なんてかけてきたの?」
冬休みの課題を聞きたいならラインのほうが楽だし電話をかける必要はない。
なにか特別な理由があるのかとウキウキして待っていると衝撃的なことを言われた。
『なんかお前の声が聞きたくなった』
“なんかお前の声が聞きたくなった”
その言葉が脳内でリピートされる。
いやだって……え?
そんなこと、あるの?
「ウソでしょ?」
『こんな恥ずかしいこと思ってないと言えねーよ。アホ』
「じゃ、じゃあ、本音なの?」
『だからそう言ってるだろ。お前リアルにアホだな』
アホアホうるさい優にイラッとするけどそれよりも嬉しいが上回る。
だって優の心に一歩近づけた気がするから。
だれかの声を聞きたくなるなんて、そうそうあることじゃない。
「桃菜ちゃんインフルって大丈夫なの?お見舞いとか行った?」
『アイツから来て欲しいって連絡きたけどわざわざインフルエンザウイルスもらいに行くバカがいるかよ。行くわけ』
…左様ですか。
優の彼女って桃菜ちゃんのはずなのに、優ってやけに桃菜ちゃんに冷たいよね。

