「沙耶は今年はどうするの?」
「え?なにが?」
「クリスマスよ。クリスマス」
ザワザワと大人も子どもも歩き回るデパートのとあるカフェのなか。
店内にはクリスマスソングが流れている。
「クリスマスかぁ…考えてなかったよ」
クリスマスまであと二週間ほど。
たまたま、梓とふたりで学校帰りにクリスマス限定パフェを食べにきたんだ。
真っ赤なイチゴをふんだんに使ってつくられたパフェ。
冷たいけど、甘くて美味しい。
「クリパやろうかって透と相談したんだけど、あいにくあたしはウチのチビとパーティーだからさ」
「毎年恒例の?」
「そうそう。片づけも大変だし嫌になるわよ」
そう言いながらパフェをひと口食べる梓。
優と付き合うまでは親と過ごしていて、優と付き合い始めてからはふたりで過ごしてた。
だけど、優の彼女じゃなくなった今年。
優とふたりで過ごせないことは明確で。
久しぶりに、家族と過ごそうかな…
「え?なにが?」
「クリスマスよ。クリスマス」
ザワザワと大人も子どもも歩き回るデパートのとあるカフェのなか。
店内にはクリスマスソングが流れている。
「クリスマスかぁ…考えてなかったよ」
クリスマスまであと二週間ほど。
たまたま、梓とふたりで学校帰りにクリスマス限定パフェを食べにきたんだ。
真っ赤なイチゴをふんだんに使ってつくられたパフェ。
冷たいけど、甘くて美味しい。
「クリパやろうかって透と相談したんだけど、あいにくあたしはウチのチビとパーティーだからさ」
「毎年恒例の?」
「そうそう。片づけも大変だし嫌になるわよ」
そう言いながらパフェをひと口食べる梓。
優と付き合うまでは親と過ごしていて、優と付き合い始めてからはふたりで過ごしてた。
だけど、優の彼女じゃなくなった今年。
優とふたりで過ごせないことは明確で。
久しぶりに、家族と過ごそうかな…

