「ありがと〜!!」
細い指でクッキーをつまみ口に放り込む桃菜ちゃん。
「ど、どう……?」
「美味しいよ!すっごく!!」
「ほんと…?ありがとう!」
笑って美味しいと言ってくれる桃菜ちゃんはやっぱり。やっぱりね。
悪い子なんかじゃない。
少し怖いかもしれないけど、全然悪い子なんかじゃないよ。
「もしよかったらもっと食べてね?」
「うんっ!!」
パクパク食べだす桃菜ちゃん、プラス優と透くん。
ふふっ嬉しいなぁ。
「……まったく…」
「梓は嫌でも、あたしは嫌じゃないもん」
「沙耶ってほんとバカね。それがいいところでもあるんだけど」
しかたない、と笑う梓。
梓って……
「なんだかんだ甘いよね」
「辛口がいい?」
「……甘口がいいです」
梓がツンデレなのはもう分かってるけど。
あたしが梓のことを分かってるのと同様に、梓もあたしのことを分かってくれていると思うの。
あたしはね、優も梓も透くんも。
みんなみんな、大好きなんだ。
細い指でクッキーをつまみ口に放り込む桃菜ちゃん。
「ど、どう……?」
「美味しいよ!すっごく!!」
「ほんと…?ありがとう!」
笑って美味しいと言ってくれる桃菜ちゃんはやっぱり。やっぱりね。
悪い子なんかじゃない。
少し怖いかもしれないけど、全然悪い子なんかじゃないよ。
「もしよかったらもっと食べてね?」
「うんっ!!」
パクパク食べだす桃菜ちゃん、プラス優と透くん。
ふふっ嬉しいなぁ。
「……まったく…」
「梓は嫌でも、あたしは嫌じゃないもん」
「沙耶ってほんとバカね。それがいいところでもあるんだけど」
しかたない、と笑う梓。
梓って……
「なんだかんだ甘いよね」
「辛口がいい?」
「……甘口がいいです」
梓がツンデレなのはもう分かってるけど。
あたしが梓のことを分かってるのと同様に、梓もあたしのことを分かってくれていると思うの。
あたしはね、優も梓も透くんも。
みんなみんな、大好きなんだ。

