「ああ、愛理いつも起きるの遅いでしょ?だからまだ歯磨きしてるわよ!」


うそ…生きてる?

少しの安心感と疑問。

「愛理!早く来い!」

大声で家の中に叫ぶと顔色の悪い愛理が出てきた。

「おはよう…。」

「愛理…昨日さ、愛理一回目死亡っていう放送が流れたんだよ。」

言いにくいけどいっとかないとな。


「そうよ、私殺されたの。笹川君に。ナイフがお腹を貫いた感覚もまだあるし痛みも忘れてない!!!でも気づいたら朝になってたの。」

そう言って制服の上の服を少しめくり上げた。