「ガチャッ」

「かなえって、笹川君と仲よかったっけ?」

ドアを開けながらそう質問する。









「えっ?」

ドアを開けた私が目にしたのは笹川君がナイフを持って私の前に立ち塞がっている姿だった。

かなえは?

殺されてはないよね?

でも笹川君は確かスーパーから出て行ったはず…。

もしかしてあれはかなえだったの?

だから聞いた時、返事せずにトントンって。

そう思った時、もう笹川君の持ってるナイフが目の前に迫っていて…


「っ!!」

腹部にナイフが貫かれた衝撃と痛みを感じて目を閉じた…。