そう言い終わると同時に抱きしめられていた賢斗の手が離れる。


不安だからかな?

寂しいって思ってしまう。

でもまあ付き合ってる訳じゃないしこんなときだし仕方ないよね。


「死体を回収って…この場所からあみの死体まで数メートルだろ?誰が回収するか見てみるか?」

こくんと頷く。


私も気になっていたし、なんか賢斗がそばにいるから大丈夫な気がする。

いつもは何かと言い合う仲だけど、やっぱり頼もしい。