「笹川君が山本君を殺したのも見た。小田切って狂って叫んでて。怖かった。ひくっ…。」

泣いてる私を賢斗はそっと抱きしめた。

「怖かったな。でももう大丈夫だ。こんな喧嘩に強い俺がいるんだからよ!」

そう言ってにっと笑った。


ありがとう…。

そう心の中でつぶやいた時。

「ザザッ…」

またこの時が来た…。
もう聞くのも嫌なのに。

「1時になりました。3日目のクラスゲームを終了します。今から死体を回収しに行きます。」