私だってびっくりしてるよ…。


本当にやらなくていいのか、というよりやらせなくていいのか不安だけど、間宮君のおかげで終わらせれたかも知れない。










10年後_

近くに埋められたみんなのお墓にやってきた。


死体は見つからなかった。だからみんなでお墓を作ることにしたからちょっと素っ気ないけど。


「おい、暴れんじゃねーよ。」


あらんは自分の子供がまだ2歳だから子育ての手伝いに手こずっている様子。


その隣では春香が笑っている。


私と賢斗も結婚した。

千穂は美容師になった。

沙知は大きな会社の次期社長候補。

流石としか言いようがない。


たかしも真面目なサラリーマン。


心愛は、キャバクラで働いている。

10年前から予想できたよ。


「みんな、きたよ。」

千穂がそう言うと春香が線香を備えた。


「クラスゲーム、なくなったよ…。」


ひと言だけそう言うとみんな手を合わせた。


一年に一度、みんなでこうやってここで集まることにしているのだ。


もうただの同級生じゃなくて、戦友みたいなものだし、大人になっても性格は変わらないけどみんな仲良くしている。


「じゃあ帰ろっか…。」


「おう…。」


私と賢斗の言葉に頷いたみんなは頷いた。


「じゃあ、また来年。」


そう言うと手を降って笑顔でお互い帰っていった。





END