私もこのクラスの中心的人物ではあるから賢斗とも仲がよかった。

賢斗は千穂と同じように幼馴染だ。
昔は3人で近くの公園でよく遊んだものだ。

「愛理…賢斗。大変なの。クラスゲームが始まっちゃう…。」

泣きそうになりながら必死に私の袖を引っ張る千穂。

「あ?クラスゲーム?」
アホな私と賢斗は理解不能。

その時、黒板の上にあるテレビがパッと明るくなった。