あー…学校に行って大丈夫なのかな？


間宮君がいるかもしれないし。


そう思った私は賢斗、たかし、あらん、一応心愛にも一斉にメールを送った。


『学校に行かないで！私の家に来て。』


それから10分以内に全員が何かを察したのかすぐに分かったと返事が来た。


1人を除いては…。


『は？なんでだよ、お前の家行くぐらいなら家で寝てるぜ。』


またあらんは。


『重要な話があるの。いいからきて！』


とだけ送ってスマホを閉じた。


多分もうすぐ来る。間宮君の事をみんなにも伝えたほうがいいと思った。


だってもし本当に夏菜を殺したのであれば間宮君は危険だし次は違う人を殺そうとするかもしれないから。


それからすぐにたかしと賢斗が、その次に渋々といった様子であらんがきてリビングに座った。


「あの野郎まだなのかよ？！」


10分以上待っても来ない心愛に対しての怒りの矛先を前にあるクッションに向かってぶつける。

私のお気に入りのクッションにあらんの手が食い込んだ。


「ちょっ！それ私の！なんで心愛のせいでクッションがこんな目に。」


1人でクッションを治しているとバタバタと心愛が入ってきた。