「あ…。」

家を出たら家の前で賢斗が腕を組んで立っていた。
「愛理…嘘じゃなかったみたいだ。ごめん!」
昨日のことを謝っているのだろう。

でも…

「賢斗のせいじゃないんだから謝らないでよ。」
「そうはいってもよぉ。それに相坂と坂本は本当に死んだのか?」

私もそれは気になっていたことだ。

「それに、仮に死んだとしても、誰かが殺したってことだよね?」

そうなると狙われる可能性があるから怖い。