「ちょっ、なにするの!」


そう言うとフッと笑って手で口元を覆って笑っている賢斗がいた。


よかった…、怒ってはないんだよね?


まあセットした髪の毛はアフロのように爆発してるけどさ。


「お前、無防備すぎ。俺にしっかりついてこいよ。」

「うん!」


いつかマンガで見たことのあるようなこのセリフにキュンとしながら賢斗の顔をみた。


耳まで真っ赤に染まって照れているんだと理解できる。


「って、まず隠れねーとな!」


そう言って我を取り戻した賢斗はまだフワフワしてる私の腕をひき近くの公園に身を潜めた。